Other Books 面白い本じゃない?
晴耕雨読
なんだか、面白い本を読んだ後って、いい気分になりませんか。逆につまらない本を読んだ後はとても無駄な時間を過ごしたような気がしてむなしくなります。このページは有り体に言えば読書感想文です。よって斬新な発想や素晴らしい企画なんかはないのです。
例によって気の向いたときに更新するのでした。
読んでいる本は古いのから新しいのまで。

ネタばれに関しては、あんまり考慮していません。ですのでネタばれでも気を悪くしないでくださいね。

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村山由佳 こっちが恥ずかしくなるほどストレートな恋愛を、ストレートに、真っ直ぐな文体で
樋口有介 なんとなくミステリー系。どちらかというと恋愛チック。文体が軽くて読みやすいのが良い。
梅原克文 まだ1作しか読んでいないが気に入りそう。鈴木光二がかすみます。



村山由佳
本の名前 ちょっとした感想 出版社
夜明けまで1マイル 不倫の話。そんでもって幼なじみネタ。先が読めすぎて逆に面白い。この辺はさすが、村山由佳か…!?
しかも、結末は…(^^;;
村山由佳ってのは読み終わってみると、ストーリー的には全くみるべきところなしと思わせつつ実は心の奥まで染み込んでしまっている怖さがあります。
主人公の名前に関するくだりなんかは「くらだねー」と心で思いつつ、しっかり感動していたりします。
マリコ教授いいですねぇ…いいですねぇ。そう思わせるところがこの小説のいいところですね。
集英社
きみのためにできること 主人公は音響技師。んでもって、仕事でなかなか会えないかわいい彼女「ピノコ」とむちゃくちゃ美人の芸能人「鏡耀子」の間に揺れる(という表現でいいと思うが)というストーリー。
この小説は、んー。…なんてか優等生? あんた男?
でも私は、かなりはまりました。切なくなりますね。
集英社

樋口有介
本の名前 ちょっとした感想 出版社
風の日に
ララバイ
1990年に徳間書店から出た本が1997年にハルキ文庫(角川春樹事務所)から文庫になって発行されています。
って書くとなんだか売れない小説みたいですが、…私は知りません。読んだのも98年12月です。
でもなかなか面白い。この本のすべては最後の一文にあります。そう思います。
芸能人になれるぐらい可愛い15歳の娘の亜由子、仕事もしないでフラフラしている中年<発明家>が主人公、登場にあまり必然性はないんじゃないの?と思わせる(実は思わせるだけ)沢村萌…想像すると楽しいシテュエーションです。
読んでいる最中は自分の中で亜由子ちゃん像をつくって楽しみ、熟女(?)の魅力を感じ、そして最後のオチ。樋口有介の軽妙な文体と相まって楽しく読めます。
ハルキ文庫(角川春樹事務所)
ぼくと、僕らの夏 樋口有介のデビュー作。
あまりに唐突な酒井麻子から進んでいくストーリー、村岡先生との関係…
女は怖い…いやたぶんその逆。巨人好きのお父さん。妙にしっかり家事している主人公。このデビュー作には樋口祐介らしさがあふれいていると思います。文体もそうですが、ストーリーもそう。ミステリーとしてみた場合の完成度(トリックへのオドロキといいますか)は風の日にララバイより上(比較しちゃいけないかも。ララバイはミステリー…ではないし)だと思いますし、まぁ樋口祐介に関しては、実はミステリーはオマケだと考えるなら良いストーリー展開ということになるでしょう。
美人、美女が次から次へと。それが樋口祐介のいいところですね。で主人公はやたらモテる。んでもってニヒル。
読むべき一冊です。
文春文庫
彼女はたぶん魔法を使う いや〜面白い。柚木草平シリーズ第一作です。
樋口有介らしさが、ようやく方向性を持ってきた作品だと思います。冴子も相変わらずいい女ですねぇ。
「モテる」主人公は樋口作品になくてはならないものになっています。たぶん作者もそれを狙って目指しているしすなわちそれが青春モノであるということなんでしょう。
個人的には夏原祐子に一票、っていうかまだ「風の日にララバイ」とこれだけしか読んでいませんが、「ヒロイン」は途中で全然ストーリーにからまないのに最後にやらかしてくれます。んー。いいですね。
講談社文庫
初恋よ、さよならのキスをしよう うーん、感想なし。
「彼女はたぶん〜」の方が面白かった。
講談社文庫
探偵は今夜も憂鬱 短編3つを収録。
短編というか中編かもしれない。ちゃんと探偵モノのストーリーになっています。タイトルの通り、柚木シリーズらしく「いい女」がわんさかと出てきます。
講談社文庫

梅原克文
二重螺旋の悪魔 上巻と下巻が、全然違うかんじ!
別のはなしとして読みましょう。私はどっちも好き。話的には上巻は昔懐かしのSFに最新の要素を盛り込んだような話で、SF的な考証も読んでいて違和感がない。
でもよくよく考えてみるとやっぱり突飛なSFですなぁ。
下巻は私の大好きな戦争小説のようなかんじ。あーやっちゃったって感じる人もいるかもしれないけどAll right!問題なし。
梅原克文のコメントで「下巻は、より派手な内容になりました。その分、好戦的になりすぎた感じもします。しかし、作り話の中の戦争は、子供が水鉄砲で遊ぶのと同じことであり、罪のない”大人のホビー”だと考えています」というのが下巻のすべてをあらわしています。そのとーり、私はIFモノの戦争小説は基本的に嫌いだけど、創作の戦争を読むことにはなんの違和感も覚えません。だって”ホビー”なんですからね。
朝日ソノラマ
ソリトンの悪魔 まだ読んでない

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